~新聞紙スリッパとストローホイッスルで学ぶ、楽しくて大切な防災の知恵~

11月16日、地域の皆さまとともに「蒲生いきいきあかねフェア」に出店し、防災をテーマにしたワークショップを開催しました。今回は、新聞紙でつくる『スリッパ』と、ストローとハサミでつくる『ホイッスル』の2つの工作体験をご用意。子どもからご年配の方まで、幅広い世代の方々が参加してくださいました。
スリッパづくりでは、新聞紙で折るだけでなく、画用紙に自由にイラストを描いたりシールを貼ったりして、世界にひとつだけのオリジナルスリッパを完成させました。子どもたちは真剣な表情で取り組み、完成したスリッパを嬉しそうに持ち帰ってくれました。私の4歳の息子も参加し、帰宅後に自分で10足ほどスリッパを作り、それぞれに名前や特徴をつけて説明してくれる姿に、ものづくりの楽しさがしっかり伝わったことを実感しました。
ホイッスルづくりでは、音を出すのが少し難しい工程もありましたが、小さなお子さまの中にはすぐに音を鳴らせる子もいて、周囲から歓声が上がる場面も。音を聞いて「自分も作ってみたい!」と飛び入りで参加してくださる方もいらっしゃり、音の力が人を引き寄せることを改めて感じました。
今回のワークショップは、楽しい工作体験であると同時に、防災の知恵を伝える場でもありました。災害時、避難所ではスリッパのような履き物が不足しがちです。床の冷たさや破片から足を守るためにも、新聞紙で簡単に作れるスリッパは、非常時に役立つ知恵のひとつです。また、ホイッスルは、瓦礫の下敷きになったときや助けを呼びたいときに、自分の居場所を知らせる命綱となることがあります。ストローとハサミさえあれば作れるこのホイッスルは、子どもでも簡単に扱える防災アイテムとして、ぜひ多くの方に知っていただきたいと思っています。
ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。これからも、地域の皆さんとともに、笑顔と学びが広がる場づくりを続けてまいります。
村居
















